『ルーパー』


(ハゲとハゲ予備軍が取っ組み合いのケンカする映画!)


「ハーゲ!ハーゲ!」「うるせぇ!バカヤロウお前もこうなんだよ!!」「なんねーよハーゲ!ハーゲ!!」


そういう映画です。(違います)


『ルーパー』はケツア・ゴズリングと並び「若手2大ケツアゴ俳優」と称される(一回も言われてない)
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが未来から来た自分を「殺しそうで殺さない少しひねった考え方で殺す」SFアクション映画です。


基本的にねぇ、ブルース・ウィリスとジョゼフが似てるわけじゃあないんですよ。(ブルース・ウィリスは未来の主人公という設定)
でもね、ジョゼ公の頑張りでブルース・ウィリス側に相当寄せてるんですよ!
特に未来の自分が30年後から来る(主人公はそのことを知らない状態で)シーンでのジョゼ公の待ってる時の表情や仕草がめちゃくちゃ似てるなぁと思いましたヨ。


あと未来から来る犯罪者共を抹殺する用のラッパ銃がたまらんですね!
粗雑な作りだけどシンプルなだけに確実って感じのねぇ・・・たまらん!!(興奮)


あとは裏切った処刑人の処刑方法ね。鼻が無くなったり指が無くなったりってやつも最高でしたネー。
ちなみにあの主人公の処刑友達で結局自分が処刑されちゃう人は『ナイト&デイ』なんかに出てたポール・ダノって人です。
モゴッとした口が印象的ですね〜。
(個人的には『ナイト&デイ』の役の方が魅力的で良かったですが。)


ストーリーに関しては粗とかありますけど、好きです。
「未来このことを考えて行動する」ということを映画内のメッセージに込められている所が何より良かったと思います。
その一点だけでも素晴らしい映画だと思いましたよ。


〜補足など〜
ブルース・ウィリスピンク・パンサーのテーマが流れるんじゃないかと思うくらいにのっそりと標的を探す一連の流れ、結構いらなかったと思います!
ブルース・ウィリスがライフルをぶっ放すシーンのおかげで、『ダイハード』を観ずに済みました!
・ケツア・ゴードン=レヴィットの物分かりの悪さにやきもき。
・荒々しい田舎の母ちゃん。斧で木をぶっ叩く母ちゃん。岩塩をぶっ放す母ちゃん。突然催す母ちゃん。サムズアップ!

『96時間/リベンジ』



(前作と内容大体一緒です!)




いやいや、あのね、こういう映画好きなんですけどね、
馬鹿みたいに同じじゃないですか。これ。


ていうか同じどころかちょいサゲじゃないですか!


今度は家族ごとさらわれた!って聞くと「おっ!」と思いますけどね、そこまでしか考えてない感が満載!
敵の首謀者が微妙に「完全に悪」じゃないっていうか息子殺されて可哀想感があるんですよね。
それに加えて自分、娘、奥さんまで助から(助け)ないといけないという・・・複雑にし過ぎ!!


まず前回より手際が悪いし、リーアムが気絶してる奥さんに「大丈夫だから、大丈夫だから」ってしてるの観たら残念な気持ちになりますよ。
確かにプロとしてリスクを順番に排除していくのはわかりますけど、ちゃっちゃと奥さんと娘を安全地帯へ追いやって
「ワシ、殺ったる・・・!!」モードになって欲しかったんですけどね。

もしくは敵強すぎて奥さん死んじゃっても良かったかもしんない!今の夫との不仲とホントどーでも良かったし。

あとヒートアップしてきたから言いますけど、観終わって思った事ですけど『ドライヴ』のパロディみたいなの心底いらない!!

『ドライヴ』好きですし、サントラとかも買ったんで観てる最中は
「おっ、娘のイヤホンから『A Real Hero』が流れてる。これは口には出さないけどお父さんのことを実はヒーローだと思って尊敬しているって事ですねぇ!!」とか
「ん?『Tick of the Clock』が流れててこの展開は・・・」とか思ってましたけど、
前者はまだ良いとして、後者は本当に酷い。

あの強盗逃がしシーンを「オマージュですよぉ〜」ってやること自体おかしいし、やるにしても似たようなシーンにしろよ!!

適当に荒い運転でズザーッ!ズザーッ!ってやってそのシーンがなんで必要だったかって言うと
「娘が運転免許を取得するというシーンの為」っていう・・・ベッソン・・・・ベッソン!!!


リュック・ベッソンって本気で毎回ちゃんとガッカリさせてくれますよね。(今回監督では無いけど)


ほいでついでに親玉の倒し方もなんですかあれは。後ろから攻撃しようとした相手にハンガーフックみたいなのに頭ぶつけて殺すみたいな?
なんでだ!!

あそこはまだ「復讐」というものの無意味さに気付いていないジジイにわからさないと!
わからないならわかるまでやってやる!と。

例えば
「お前がこのまま黙って帰るなら許してやる」とニーソンが言う
             ↓
  卑怯なジジイ、後ろからニーソンに襲いかかる
             ↓
  ニーソン、ジジイから武器奪う(一発ぐらい殴る)
             ↓
     ニーソン、黙って帰ろうとする
             ↓
ジジイ、再び襲いかかる(そこらへんにあった武器を持ちながら)
             ↓
    ニーソン、再び武器奪う(更にボコる)
             ↓
  ジジイ、無意味さと「勝てない」ということに泣く


これくらいやらないと単純に殺すだけでは今までの設定とか流れとか意味ないじゃない!
ベッソンよ!(製作ってだけでここまで言われるのはベッソンだけ!)


結構期待してただけに残念でした。
あとニーソンももうやりたくないんじゃないかな?撮影後のインタビューで「次は無いだろうね。だってもうさらわれる人いないじゃない!」みたいなこと言ってたし。


これなら同じ「強いニーソン」でも『アンノウン』の方が良いよ!


〜補足など〜
・『ルーパー』も『96時間/リベンジ』もMOVIX京都で観ました。
ファムケ・ヤンセンってそんなんに良い?
・私事ですが、『ルーパー』終わってこれに移動してきた時、僕の席にご老人の夫婦が。
「映画館でルールを守らない奴に死を」が基本的ルールの僕は死にたくないので一応
「あのー・・・そこ一応僕の席なんですけれども・・・(震)」と恐縮しながら言うと
旦那さんの方が凄く気さくかつ紳士に対応して下さったのですが、その後軽く席を間違えた奥さんをなじっているのを聞いてしまって
『96時間』だろうが『72時間』だろうが『127時間』だろうがどうでも良くなる位僕に負荷がかかっていて胃が痛くなってしまいまして…。
苦肉の策で「本編が始まってガラガラだったら左にずれよう」と思っていた(映画警察に殺される覚悟で)のですが、
本編が始まる前に奥さんの方が旦那さんの右側に移動なされまして、「僕がずれましょうか」の声も虚しく
ただただ、胃酸だけが僕の胃袋を攻撃し続けました…。

ああいう時どうするのがベストなんですかね!?!?(混乱)

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