『イグジット・スルー・ザ・ギフト・ショップ』

ストリートアーティスト、バンクシーによる初監督作品。ドキュメンタリー作品。(?)

日常をビデオカメラで撮るのが大好きなティエリーという古着屋のおっさんが主役。

このおっさん、バカだけど憎めないキャラでひょんな事からストリートアートの世界に興味を持ち、
ストリートアートの「現場」を撮り続けることになる。

しかし、ある出来事がきっかけとなりティエリー自身もストリートアーティストとして活動する事になるが・・・。


とあらすじはこんなもんじゃないですかね?
とにかく面白かったです。まずドキュメンタリーなのかどうかすら怪しいですが、そんな事は気にならないぐらいの面白さ。
監督のバンクシーは相当有名な方で、僕も名前はわからなかったですが作品は見たことありました。

ティエリーという完全にアートからは門外漢の人物を通す事で、アートや芸術というものの危うさや
何をもってしてアートを「良い」とするかという観てる者の価値観を揺さぶる作品でした。

疲れてて眠たかったので前半ちょっと寝ましたが(笑)、それでも映画としてちゃんとしていたので
いわゆる説明的な部分を多少飛ばしても理解できる内容でした。


ティエリーというおっさんの適当さとバンクシーの人格者っぷりが際立ってて面白かったなぁ。

ちなみにラストは見方によっては、背筋がヒヤりとする恐ろしさがあります。


公式
http://www.uplink.co.jp/exitthrough/top/index2.php


「ウィークエンドシャッフル」での宇多丸師匠の評論を聴くとより理解できたのでリンク張っときます。

「ウィークエンドシャッフル」内の「ザ・シネマハスラーポッドキャスト(7月30日)
http://www.tbsradio.jp/utamaru/2011/07/730_2.html