『ピラニア3D』

基本的にアトラクション映画ですね。

いつ襲って来るかわからないスリラー要素が少ないといった感もありますが、僕はこの映画は飽くまで
人間を観るのがメインじゃないかと思っているので別にそこらへんは気になりませんでした。

というのも、序盤から「主人公」側と「奴ら」側をはっきり分けていたので、
「奴ら」側がいくらやられても構わないというか、むしろアガる!!ぐらいでした。

ここでいう「奴ら」とはもちろん映画で出てくる春休み(スプリングブレイク)でバカ騒ぎしてるボンボンのリア充大学生共の事です。

唯一不安要素としてあったのはド変態のポルノビデオ監督のデリックに誘われた
主人公のジェイクが「奴ら」側に行ってしまうのかどうか、的な所だったと思います。(まぁ理不尽に殺されるパターンもありますけど)


なので、終盤の脱出・救出・駆除シーンもどうやっつけるのかだけで、後はお決まり感がありました。


こう書くと「つまんなかった」ように思われるでしょうが、めちゃくちゃ面白かったです。

まず、おっぱいが3Dで観れるというだけで50点プラスエログロを取り込んだ作品を3D映画化しただけでも評価出来ると思います。

「なんでそんなくだらないもの3D映画に・・・」という批判が出る事はわかった上で敢えてやるという姿勢は凄いと思います。

そしてモンスター映画としては確かに刺激的な物では無いかもしれませんが、映画としてちゃんと作られている事も伝わってきました。
(僕は知識が浅いのでわかりませんでしたが、オマージュもたくさん盛り込まれているそうです)


あとはやっぱり観客への「サービス」がこれでもかというぐらい入っている事ですね。
何が「サービス」かはそれぞれあるでしょうけど(笑)

一つだけ言うとゲロをあのタイミングで3D効果つけるとは・・・「最悪だけどわかってるじゃねえか」って感じですね。

ちなみに3D効果的には撮影の後から付け加えられたものらしく、全体的にそれほどでした。
(予告編の『ALWAYS』に出てくる東京タワーは下品な程3D効果付けられていて、本編より飛び出してました)


まぁ、3Dの上映方式によりけりかもしれませんが。
(僕はTOHOの持って帰れる3Dメガネの奴で観たので、画面が暗く、乱視だからか3Dも上手く観れませんでした)


とにかくアトラクション映画として最高なのは間違いなかったです。あとイーライ・ロスのチャラさには吹き出しそうになりました。

普段映画館では何も飲み食いしないのですが、劇場で買った生ビールを飲みながら観て大正解でした。
公開終わってる所がほとんどみたいですが、観られる方は是非行った方が・・・あ、こういうものがお好きな方に限りますが。


公式(テーマソングも最高)
http://www.piranha-3d.jp/main.html


『ピラニア3DD』にも期待!