『アーティスト』

いやー時期過ぎた上にこういう映画って散々書かれてるだろうからもう良くね?とかは一切思ってません、思ってません。


先にちゃんとした「風」な感想を書いておこうと思います。

この映画で一番良かったのは、きちんと現代においてサイレント映画の方式を使う意味を持たせているということです。

素朴な疑問としては「何故今サイレント?」。
穿った見方で「"良識ある"映画ファンを狙ったあざとい手法か?」。

などと邪推してしまったのですが、ちゃんとこの方法でしか成立しない作品だったので納得しました。
また、単なる懐古主義ではなく、現代の映画も支持していることはラストの終わり方を観ればわかるはずだと思います。

二人の「愛」に対する思いが作品名に反映されているなど、細かい所も凝ってて良かったと思います。

最新のCG技術を使った派手な映像は観られませんが、おしゃれだけど中身のある映画だと思いますよ。
途中から、サイレントとトーキーの互いが助け合うという風に映画史的なことを重ね合わせて観ていたので、ウルッとしてしまいました。


まぁ、ストーリーが単調とか色々あるかも知れませんが、結果的に幸せになれて良かったね!オッサン!!
ってことで良いんじゃないでしょうかね。


ツッコミ所としては、フィルムってもっと燃えやすいだろう!!!ワンちゃん家出た時点で全焼だわ!!ってことぐらいですかね・・・。
完全にどうでもいいことですがね・・・あんま覚えてないのでこれぐらいで勘弁してくだせぇ・・・うへへ・・・。


〜雑記〜
・料金割引デーだったからか、作品のターゲット層だったからか、BBA&GG・・・ご年配の方が多かった気がした。