『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』



(別に観なくても語れます!!)


はっきり言ってほとんど覚えてないです。(開き直り)
もちろん日が経ってしまっているということもあるんですが、内容がホントに嫌いで。
嫌いと言うか内容が無いんですよ・・・。

今まで『オールライダー』とか『レッツゴー』とか結構怒ってきましたが、
今回は怒る程の内容が無かったです。


なんで戦うの!?→なんで戦うの!?→なんで戦うの!?→全部騙す為の芝居でしたーみたいな遠まわしで分かりにくい話でしたが、
ホントにどーでも良い内容でした。

あとラスボスも含めて、はっきり言って最近身内に敵作り過ぎですよ。
昔の敵のリメイクみたいなのも面白くもないし、ちゃんと映画オリジナルでもなんでも良いから敵を作るべきです。
「子供向けだから・・・」みたいなの言いますが子供向けだからこそこんな内容ダメでしょ・・・と思いますが。
「お前は俺を傷つけたから俺もお前を同じくらい傷つけて良い」っていう奴が元仲間のやつが敵で、
しかもそいつをみんなでボッコボコって・・・。
更に酷いのは災害みたいな戦いしといて最後は仲直りみたいなわけのわからない甘やかされ方・・・。


こんな酷い映画撮るのはどんな奴・・・・出たーーーー!!監督金田治&脚本米村正二!!
凄いですねぇ、ここまで来るとブランドですよね。

他の方はわからないですが、映画のクレジットに二人があった場合は今後「何らかの品質保証」と受け取って観ないことにします。
(僕のこれまでの仮面ライダー映画についてはこちらで・・・)


ネガティブなことは書ききれないので良かった所を書きたいと思います!


魔法戦隊マジレンジャー』、『仮面ライダー響鬼』。この二つのヒーローは同時期に放映されていました。
(マジレンジャーは7:30、響鬼は8:00から)

マジレンジャーは魔法戦隊という名前の通り魔法使いの戦隊物で、ファンタジックでコメディ要素の強いヒーローとして結構な人気を博していました。
一方、響鬼仮面ライダーにしては異質な、ベルトが無く楽器をモチーフにしたもので変身し、妖怪のような化け物と戦うという話でした。
師匠と弟子というシステムや、鍛えた結果変身出来るということなど、結構現実の世界に沿った内容で大人向けと言われていました。

マジレンジャーはファンタジー路線、響鬼はシリアス路線といった感じで真逆と言って良い程系統の違う作品でした。
結果、やはりマジレンジャーの方が子供に人気が出て、響鬼は大人を中心に固定のファンはいたものの低迷
30話でプロデューサーが交代し、(その是非は置いといて)かなり雰囲気の違う作品になってしまいました。
それまでの世界観が好きだったファンからすると心が折られたような気持ちだったと思います。(実際嘆願書まで出来た程だったらしいですが。)

僕は放送が終わってからどちらも観て、特に響鬼は相当好きだったので、そういった経緯を知り同じように残念な気持ちになっていました。



時は経ち、
そんなことはすっかり忘れてこの『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』を観ていて、
その中で戦隊とライダーが一緒に敵に立ち向かうシーンがあるのですが、そこでなんと
マジレンジャー響鬼が共闘するシーンがあるんですね!!
更にそれだけではなくマジレンジャー響鬼のピンチを救う形で一緒に戦うんですね!!

前述したような経緯を意識してかしてまいかは知らないですが、そういうことを知っていた上で観ると凄くジーと来るんですよ!!
なんだかよくわからないですが、響鬼お前は報われたよ・・・!」という気持ちになったんです。
大人の事情とかで台無しになってしまうかもしれないけど、ヒーロー同士はそんなこと関係なく手を取り合えるし、希望も与えられるんだよと・・・!!


本作の良かった点は以上です。
せっかくドラマチックな感じにしたのにブチ壊すようで悪いですが、このシーン一瞬な上に
これがあったからといって映画の評価を上げる気にはなれないくらい映画全体は酷いです。(台無し)


どれくらい残念かって言うとこれ以降仮面ライダー映画を劇場に観に行かなくなったっていう・・・。


〜補足等〜
・ディケイドはもういいや。
ゴーカイジャーもイマイチ。
・この後にやった金田監督の『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』は未見ですが良かったらしいので、もしかしたら脚本家が・・・
・なんかオーズのヒロインの子がワチャワチャしてた気がするけど覚えてない。