『桐島、部活やめるってよ』



アベンジャーズ』の余韻も残る翌日、京都での上映がこの日までだという事実を知り慌ててTジョイ京都で観てきました。
(しかも9時5分からの回、一回のみという・・・!更に京都みなみ会館で来年の正月からもう一回やるという・・・!!)


さて、ホントに色んなところで話されているので、僕が今更この映画のことについていうことは無いんですが、
率直な感想から言うと面白かったです。

苦甘い、いや、苦甘酸っぱいような青春をうまく切り取った作品だと思います。

まぁでも僕にとっては苦味が多かったですかね。
観た直後は凄く熱を持っていたんですが、今振り返ってみるとめちゃくちゃイイ!って感じでもないですかね。
多分作品内でヒエラルキーの最下層とあとヤンキーが出てこないから個人的にそこまで感情移入できないんだと思うんですが、
そこを出すと映画のバランスとか作品内のバランスがおかしくなっちゃうからなんでしょうけどね。


なので僕はこの映画のファンを公言されている方の様な熱を持っている訳ではないんですが、
映画の撮り方とか構成とか、物語として面白いなと思いました。

ていうか凄くくだらない感想を言うと、神木君が出てるだけでもう僕としては良いんですよ。
誰に感情移入するとかはちょっと端に置いといて、神木君が高校生役ってだけで良いじゃないですか。
僕『20世紀少年』とか7時間30分かけて一気に観ましたけど、唯一神木君が学生役で出てる所だけ評価してるくらいですよ。
それ以外は(人それぞれどう思うかわからないですが)僕は完全に時間の無駄だと思いましたけど。

とにかくそれぐらい神木君の学生役っていうのは観る価値あると思います。
自分は持っているけど控え目でっていうキャラが思春期の普通の男の子感出てて神木君良いじゃないですか!(興奮)

あと橋本愛ちゃんはいつも可愛いですしね。なんか切れ味ありますよね。あの顔。
なんか『告白』の時と違ってかなりシャープになってたような印象です。
「女の野郎」と握り拳を唸らせる場面もありましたが、それ含め愛ちゃんだったら良いじゃないですか!(変態)
他のキャラと違って「全てを悟ってる感」もあって良いキャラクターだったと思います。

あとは宏樹役の人も存在感あって良かったですね。彼の話をもうちょい観ときたかったです。

他の人は特に・・・なんですが、バレー部のゴリラみたいな人は本当に近寄りたくないですね。
彼には是非スポーツ推薦でどこぞかの学校へと行っていただきたい!そしてスポーツ選手になってゆくゆくはジャンクスポーツなんかに出ていただきたい!!
(ああいう人が上司だと多分ホントに死にたくなるので会社には入って欲しくないです!!!)


出ている女の子はみんな可愛かったですねー。僕は結構アイドル映画としてこの映画を観ている部分もあるので、
そういった点も良かったです。魅力のある子が頑張って演技しているってとこがね。
特にウイルスバスターの女の子(桐島の彼女)は頑張ってる感満載で良かったですね。
彼女(中の人)ホントは性格良いんだろうな、ということがなんとなく伝わってくる感じがまた良かったりしました。

一番演技力あったのは嫌な役回りの宏樹の彼女の子かなーとか思ったり。


あれ。思った以上に残ってなくて自分でもビックリしていますが、小規模なスケールの話ですが非常によく出来た作品だったと思います。


〜補足等〜
・中学はヤンキーという存在があり毎日が標的にされるかされないかという死活問題だったため、
ヒエラルキーを気にしている余裕は無く、高校もやはり運動神経や容姿的な物に加え「悪いとカッコいい」みたいな要素が入っていたため、
本当にムカッとくるのは「なんでも上手くやるやつ」じゃなくて、そういう「性格の悪いエグザイル」みたいな感じの人だったり。
・一番エロいのは橋本愛ちゃんでも、宏樹の彼女でもなく吹奏楽部の部長です!!!(勝手に断言)
・そういえば『鉄男』観たことないな。
・もし似たような企画が今後ある際は、陸上部と水泳部の女の子もお願いします。(フェチ)