『先生を流産させる会』



『桐島〜』の後にこんな映画観たらそら女子が怖くなるわい!!(自業自得)

最初から真面目なことを言うと、この作品はそういった(一方的な女こえー的な)撮り方が問題なんじゃないか?っていう意見多いみたいですけどね…。


そういうことは置いといて個人的な感想を書きたいと思います!!


衝撃度みたいなことは大きかったですし、本編の鬱々とした空気感も独特でした。
しかし、実際の事件に沿って話が進むのか、元ネタは元ネタで割り切って創作部分を貫くのかが最後までよくわかりませんでした。
初潮を迎える前の女子が性に対する不可解さや嫌悪感を感じて妊娠している先生を攻撃するっていうのは
結構わかりやすい設定だと思うんですが、主犯格の少女ともう一人の女の子以外の子がよくわからないのがもったいないというか、残念でした。
あと生徒が先生を攻撃する時もスリリングに見せるのかと思っていたら意外と冗長でうーんという感じでした。
あとこの映画1時間くらいしかないんですが、結構長く感じたのも全体的に展開が緩やかというか緩慢だったからだと思います。
その緩やかな感じが鬱々とした空気感を出しているので効果的な部分もあるのですが、
「椅子に細工された先生が〜」というシーンもバターン!!となるまでが長くてちょっとコントっぽいというかシュールにすら見えてきてなんだかねぇ、といった感じです。


刺激的なインデペンデント映画が観たい!素材感丸出しの子らが観たい!という方にはオススメしますが、
意外と静かで少なくとも僕は思っていたような映画では無かったなという感じです。(『冷たい熱帯魚』みたいにしろなんて言う意味では無い)
観て無駄だったとは思いませんけどもね。


〜補足等〜
・廃墟のラブホなんかは良かった。外観が絵面勝ちって感じ。
・先生が強過ぎて怖すぎて。
・モンペのママがエドはるみさんにしか見えなかった。