『デッド寿司』


(この予告だけではなんの映画かよくわからないネ!)



僕はこの映画には恩義がありまして、観なきゃ観なきゃと思っていたらいつの間にか京都みなみ会館での上映最終日に!

(ちなみに京都みなみ会館は今回デッド「寿司」ということで『デッド寿司』のポスターを本当にちらし寿司で作って、
その写真をチラシにするという何個もギャグが重なっている企画をされてました。そのチラシはこちらで見られます。)


感想に移る前に何故僕がこの映画に恩義を感じているかと言うとツイッターにて行われていたサイン入りチラシプレゼントが当たったからなんですヨ!
































(しかも海外版!)


主演の武田梨奈ちゃんのサイン入りチラシをいただいたからにはこれは観なきゃいけませんよねぇ!


・・・でもちょっと待って下さいよ。これが当たったから熱が凄いあって褒めるテンションだなんて思わないでいただきたい!!
だってこれ届いたの去年の6月なんですよ!半年以上経って観たわけですから、ノーサイドです。(意味不明)


でも、ホントにチラシ当たったことを忘れてしまうくらい時間が経っての公開だったので、当たって嬉しいっていう熱では観てないことは確かです。
ま、最終日に観るって時点で忘れてた感満載なんですが(笑)。



では、感想に移っていきたいと思うのですが、
僕の中で「SUSHI TYPHOON」や、その他の井口作品は好きなものとそれ以外がはっきり分かれてるんですよね。
「それ以外」と書きましたが、それは嫌いという意味では無く、「観たい!」と思って観に行くか「観たい!」と思っても結局観なかったものという2パターンがあるという意味なんです。

これはフェチや性癖の問題だと思うんですが、作品ごとに全然違う題材を扱ってるからこそ「これ大好物」ってものから「面白そうではあるけど俺は観に行く程キテないな」みたいなものまであると思うんです。

例えば『片腕マシンガール』や『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』、『富江 アンリミテッド』とかはかなり好きですが、
『極道兵器』(を始め同時期に公開された他の三作)、『ゾンビアス』、『電人ザボーガー』なんかは興味はあったんですが結局映画館で観れずじまいでした。

唯一好きじゃないのは『ロボゲイシャ』(理由は色々ありますが、簡単に言うと肌に合わなかったから)ぐらいですかね。


上に挙げた中でも『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』は相当好きで、劇場で観た後DVDを買い、部屋にポスターを貼ってるくらい好きです。
あと井口監督作品では無いのですが、友松・西村監督の『吸血少女対少女フランケン』なども大好きですね。

こうして好き嫌いを挙げてみるとわかってきたのですが、多分井口監督や西村監督作品には若い女の子が出ていることが多く、
「アイドル映画」的な側面もあるのでそういった色が濃いものが好きなんでしょうね。
(もちろん井口作品独特の緩いギャグの良さも期待して観てますが。)

若い女の子がドラマやってギャグやって体張って最高じゃん!っていう単純な感覚なんですね。

なので『戦闘少女』なんかは杉本有美ちゃんと高山侑子ちゃんと森田涼花ちゃんを主演にもってきてあの格好をさせた時点で僕の心の中の主審が「優勝」の旗を揚げてるんですよね。(よくわからない例え)


ここまで長くなりましたが、要は僕が井口監督作品(及びああいった内容の映画)を観る際の基準は
「主役の女の子が可愛く撮れてるか」「(ギャグなどが)面白いか」「やりすぎているか」の大きく分けて3つに絞られます。
(いきなり「やりすぎているか」を追加しましたが気にしないで下さい。)


さて、では『デッド寿司』はどうだったかと言うと、大いに満足しました。
まず主演の武田梨奈ちゃんなんですが、これまで『KG』や『ドグーンⅤ』に出られているのを観ましたが、
やはり鋭い眼差しとアクションが得意ということで「イカツい」役が多かったんです。

そして、梨奈ちゃんは内面的にも本当に武道の精神を持っていて、空手や格闘技、アクションについて話している姿は真面目なので、
普段もそういった子なのかなと思うとこれが
ビックリするほどふわふわしてるんですよね!(嬉しそうに)


天然というかぼんやりというか・・・それに加え役柄や凛々しい顔つきからは想像も出来ない女の子らしさも持ち合わせていて、
なんというか最高なんですよね。


僕はこの事実を知った時に「この娘は愛せる。」とグッと拳を握ったものですヨ。(知らない)


しかし、そんな内面を活かしていた役柄の作品には出会えず(あるのかも知れませんが)、しょんぼりしていたのですが
今回の『デッド寿司』での梨奈ちゃんの役はまさにそんな感じで、もし俺が外国人だったら劇場で「Hoooooo!」って言ってましたよ!!

それくらい「凛々しさ」と「可愛さ」という二面性を持った武田梨奈ちゃんという子を上手く表していた役柄でした。
『ドグーンⅤ』で井口監督とは一緒に作品を作っていた経験があるからか、ギャグの部分もばっちりはまってましたしね。


作品としても前半〜中盤の寿司が襲ってきて・・・ぐらいまでのドラマパートは特に面白かったです。
川谷拓三さんの息子さんの仁科貴さんによる『仁義なき戦い』のパロディも最高でしたし、
昔から井口監督作品の特有のギャグとしてのわざとらしいセリフ回し(「あ、浮浪者だわ!」)なんかも良かったです。


いつものデモ田中さん、島津健太郎さん、名脇役津田寛治さんや手塚とおるさんに加え、須賀貴匡さん(龍騎!)も出演されてて新鮮でしたね。
しげる」こと松崎しげるさんも出てらっしゃったのですが、もう少し積極的に作品に出てくるかなと思ったら、
意外と控え目(終盤重要な役割でしたが)なポジションでした。


あと今回「やりすぎ」だったのは亜紗美さんです。
どこが、とかじゃなくて中盤から亜紗美さんが凄いことになってました。予告編などにもある謎のロボットダンスは必見だと思います。


という風に全体的に良かったんですが、「うーん」という所も無いわけじゃ無くて、
特に「宴会をしている社長には内緒で個室で寿司を食べる二人」というのが出てくるんですけど、
この二人のうちの片方の人が結構後のシーンにも引っ張って出てきて、「これがやりたいから出してるんだろうけど、辛いなー」と思いました。
あの役をデモ田中さんがやってたら面白かったかもしれませんが。
デモ田中さんといえば、デモさんこそもっとおいしい出番があったら良かったなと思いました。


あとは、寿司が襲って来てからの流れがいまいち怖くないというか、あいつらだったらそんなに怖くないというか・・・。


まぁでもそんなことは進んで目をつぶりましょう!
『レ・ミゼ』が長くて後半の方ちょっと寝落ちしてたけど面白かったからそれでいいんだ!!(暴言)


久しぶりに1800円払って映画を観てきましたが、元は取れましたよ!
少なくとも「今までの出演作品の梨奈ちゃんの役に不満アリ!」っていうファンの方は必見だと思いますよ!



〜補足など〜
次の日、お寿司が食べたくなってくら寿司に行きました。(報告)
・仲居兼コンパニオン役で、伊集院さんのDVDにも出てたホリプロ真凛ちゃんが出ててびっくりした
ツイッターでのこの梨奈ちゃんのつぶやきは一言で見事に「武田梨奈」を表現していると思う

・この映画の翌々日に『二郎は鮨の夢を見る』という真面目なお寿司映画を観たヨ!
・『デッド寿司』の海外版のサイン入りチラシくれたシャシャ爺ありがとう



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