『死霊のはらわた』


(呪われ系女子の作り方☆)



面白かったっす!
ただのバケイションで山小屋に来ちゃった若者ではなく、ミア(妹)の「薬物依存を克服する会」に集まった友達&妹思いな面々という設定になっていて
この時点でオリジナルの『死霊のはらわた』とは違う方向に駈け出したなという感はぷんぷんするのですが、
その新鮮な発想のお陰で、妹が何言っても「ヤク中は黙ってろよーーーー!!」という一喝で片付けられてしまえるという便利さ!
多分みんなが求めてるのはそういうことじゃないんですけど、発想は面白いですよ!僕は評価します!(偉そう)


ただミアちゃんが一回目飛び出して車乗り込んだり変なマモノに追い掛け回されたりする所はオリジナルの方がスケール感というか見せ方が上手かったような気がします。

変にスピード感があったからか「これどこ走ってんだ?」っていう位置感覚みたいなものが追い付かなかったですね。
あと足に絡まる木の枝はオリジナルの方がエロかったので、フェデ・アルバレス監督は猛省して下さい。(真顔)


感染してからはミアがジーっと見つめたり友達やアニキの彼女に濃厚なキスしたり腕にかぶりついたりするので『ミア様がみてる』っていう内容で大体オッケーだと思うんですけど(違う)、
ちょっと真面目に言うと「やるべきことをしないとまずいことになる」という話として面白かったですよ。

あと本家よりホラー要素が上がっていたので「(マジで勘弁しろよ・・・!)」と薄目で観ていたせいか途中まではあまり満足出来なかった僕も、
話がひと段落終えてからのボーナスステージの出現で親指が挙がりましたね。
そんなボーナスステージ「血の雨の決闘」からのエンディングのカッチョいいスタッフロールも最高でしたよ。



何より一番笑った(褒め言葉?)のは「のろいのほん」みたいな魔術書こと、呪われ系女子を作る方法が載った悪魔版ananみたいな本
呪いの儀式の手順として「熱湯をかけます」みたいな文があったことですね!インスタント麺かお前は!


所々はっきりとダメな所もありましたけどネ・・・ジャブ程度の怖さが続いて最後にドーン!かと思ったら最後までそれが続く感じとか、
腕切り落としたのに結局特に何もないんかい!って突っ込みたくなるとことか・・・。


まだ五作品くらいしか撮ってないキャリア的にも知名度的にもまだまだ先のある監督のようなのでこれから頑張っていただきたいですね!(結局偉そう)



〜補足など〜
・主人公のアニキがダルビッシュ似(既に何回も言われてるであろう)
・ミア様、そんな方法でスプリットタンしたらあかん
・節子、グロいからスプリットタンを検索したらあかん
・もういっそ漫☆画太郎作品に出てくる老婆みたいに乳首からなんらかの液ビュー!!ぐらいしたら受け入れられたかもね
・要はそういう思い切りがなかったなと思ったんだよ僕は
・メガネ氏(友達)のイタズラなエロイムエッサイムで復活したんだからどんだけ頑張ってもマッチポンプですよ!!
・あとそんな古い本で手を切るってどんだけ肌弱いねん・・・
・完全に別の話だけどたまたま昨日観た『ギフト』も変なホラーだったなー
・やっぱあの「ん?結局どういうこと?」感の残るホラー映画こそサム・ライミの作品だ!
・『スペル』も「え?いや良いんだけどそういうオチなの?」感あったしね(面白かったら良いのだ)
あとあの飄々としたヒゲオヤジ感もサム・ライミの憎めない理由の一つではある(多分俺だけ)
・そういえばこれを観る時に、ポイントが貯まっていたので無料券を引きかえた時についてきたポップコーン券を珍しく使って、音をさせないように食べようとしていたら上映早々変な所に入って咳き込むという失態を犯した!



色々言っちゃいましたがとりあえず『死霊のはらわた』は良い所もあるし嫌いじゃないよ!ぐらいの映画でした。


『2』があるならオリジナル版の『2』も観なきゃ!(まだ観てない)
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