『地獄でなぜ悪い』



(二階堂ふみは可愛い。成海璃子は綺麗。星野源は面白い。堤真一も面白い。長谷川博己は変。)



わ〜!面倒臭そうな映画だ〜!(予告を観ながら)


先に言いますが園監督の映画は『愛のむきだし』まで好きで、それ以降は全然好きじゃないです。
愛のむきだし』もそうでしたけど、変な映画を撮る人だっていうことは間違いないと思うんですけど、
今回は特に変・・・というかおかしな映画でした。
特に前半の自主映画を作っている人達の青年期みたいなシーンははっきり言ってちょっとキツかったです!長いし!
合う合わないがある監督というのはわかっていますし、作品ごとの波が激しいのもわかってるんですけど、
かといってそれは全然映画の評価や完成度とは別で、面白くないものは面白くないし、気持ち悪いものは気持ち悪いんですよ。

先に書いた様に一人一人は凄く光ってる所もあるんですけど、全体として観ると作品としては「なんか乗れないね!うん、乗れないね!」っていうテンションになっちゃうんですよね。

いや、盛り上げる所をきっちり盛り上げてくれれば何の問題もないですし、
過去作を観てもクライマックスでバチーンと盛り上げてくれる監督なのでそういう期待をしてたんですけど、
そこもなんかイマイチだなぁ・・・っていう感想を持ちましたよ・・・。

ご覧の通り、僕は理屈臭い映画ファンなのできっと合わないんでしょうね!でも本当に真剣に映画は観ていますよ!

でも「娯楽作品!」とか「エンターテイメント大作!」とか言われれば言われる程楽しめなくなってしまうんだなと今回思いました。


それは前に少し書いた「自分の好きな作品をゴリ推しすること」とも通じることなんですけど、当たり前のことなんですが、
普通の温度で、普通に映画を観させて欲しいなって思います。


あ、それとは別に坂口拓さんは凄く良かったです。本当、好きな俳優さんだっただけに、引退されて悲しいですが。


100人中90人がこの映画大好きっていうのなら俺のひねくれ根性が駄目なんだと思います!

でも俺は残りの9人と仲良くなります!!(これこそひねくれ根性)


<補足等>
・鋭(坂口拓)のラストってもしかして『ドラゴン怒りの鉄拳』のオマージュ・・・?でもそれだったら撮っている向きが違う・・・(ブツブツ)
・公次の頭に刀ぶっ刺したんだからせめてそれを活かす展開を・・・(ブツブツ)
・カメラマン役の二人が不快過ぎる・・・(ブツブツ)
・でんでんは面白かった(ここだけはっきりと言う)
・あと堤真一の殺陣が観れて良かった(JAC時代を観たことないので)



次はもっと面白い感想を書ける様な映画を観たいと思います!!ええ、反省のフリをした責任転嫁です!

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