番外編その2 『チャイルドコール 呼声』

※映画館で観た感想ではありません。


ご無沙汰してすみません。ぼちぼち感想を書いて行きたいと思いますのでまたよろしくお願いします。



(変な邦題!)


この作品は本当は今年の初めあたりに輸入DVDを買って観ていたんですが、
観てもサッパリなんのことやらわからなかったんですよ。


ははん、さては俺の英語力のせいかと。
調子に乗って輸入DVDなんか買うからこんなことになるのかと。

そう思って感想を書くのを止めてたんです。しばらくして、日本でも公開されました。
僕は観に行けなかったんですが、たまたまフォロワーの人で観た方がいたので伺ったら、
複雑な話であることは確認できたんですが、まだわからない部分もあったので書くのは保留にしときました。


そして今に至ります。早いものでもう11月ですね。
先日、日本版DVDのレンタルが始まったので借りて観てみました。
なのでようやく感想が言えます。


感想:



あんまりよくわかりましぇーーーん!!




えっとですね、ネタバレになりますが簡単に言うと、
情緒が不安定で、見えちゃいけないものが見えちゃう人が、
本当に見えちゃいけないものまで見えちゃうという新しいサスペンスホラー映画
でしたね!


前に『バニー・レイクは行方不明』という映画の感想を書きましたが、
そのDVDを買う時に、似たような映画や!と思ってこの作品を買ったのですが、
はっきり言って全然違うタイプの映画でしたね(笑)

主人公であるところのお母さんが、情緒不安定で全然信頼出来ないので、
途中から始まる『永遠の子供たち』(動画リンク)的な「僕を見つけて・・・」という感じの失踪した子供を探す話も集中して観れないし、
その話自体は結構ジーンとくる悲しい話なのに、その顛末がはっきりする前に「全部妄想でした〜」っていうメインの方のオチが残念すぎるから、
結果的に観終わったあとの感想が「なんか子供騙しみたいだなー」と思ってしまったですよ。

ノーミさんの神経質な演技とか、息子君の透明感とか、電機屋さんの良い人さ(管理人と並び、今回の一番の被害者)とかは本当に良かったんですが、
主人公の行動範囲を広げちゃったせいで「こんな色んな人に会ってるってことは本当に息子はいるんだな」って思わせたのに
「妄想でした〜全部都合良いように脳内変換してました〜」は流石に・・・酷いですね。


いや、めちゃくちゃ嫌いとかそういうんじゃないんですが、
何度考えても、もうちょっとなんかなかったかなっていう感想に辿り着きますね。



<補足等>
・もう一つスッキリさせる案としてはチャイルドコールから突然聞こえてくる声が、
 自分の息子が虐待を受けている時の音声だったら良かったかなと思う(近所の虐待されていた子供の話は無くして)
・「妄想の子供に批判される」「駐車場で溺れる」っていう頭がクラクラするシーンが多い映画だった
・最初から信頼できないお母さんなんだから、せめてもう少し「もしかしたらこの息子は妄想なのかも」って思わせる所が欲しかったなぁ
・変に「この子実在しますからね〜」っていうアピールが多かっただけに最後にちゃぶ台ひっくり返された気分
・とりあえず何故あんなリアリティのある妄想だったかっていうことに自分なりに説明づけると
俺がもし野球選手だったらっていう妄想をする時に、超スーパースター選手にもなれるのに、
「流石にイチローには勝てないだろうな・・・」っていうのと一緒か。
(わかりにくい例え)



あ、最後にタイトル問題に触れときますね。


この映画、原題が『THE MONITOR』なんですけど、
それが他国に出る時に、『BABY CALL』という名前になって、
更に日本に入ってきた時に付けられた邦題が
『チャイルドコール 呼声』というもう何が何やらわからないタイトルになってしまったという敬意があります。
(元々はノルウェーの映画です。)

そして日本で公開された時、同じ監督の作品と同時上映された様で、
そちらのタイトルも『隣人 ネクストドア』というこちらも相当アレな感じになっております。
(そちらは未見です。)


まぁ、おかしな映画ではあるので怖いもの見たさ(ホラー的な意味ではなく)で観てみるのはいかがでしょうか。



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