『うつしみ』
初見です。いやー変な映画ですね。
いや、悪く言ってるのではないです!映画の常識とかをあえて無視して撮られてる作品で、
しかも常識とか以前に普通こんな事やらないだろ!っていう内容なんですよ。
そういう意味で「凄いけど・・・なんじゃこりゃー!」って言いたくなるような変な作品でした。
要は受容できる物差しが僕の中になかったんですね。(もちろんそういう事を意図した作品なんだろうけど)
ちょっとだけ内容書くと、三人の表現者を追った映像プラス恋愛ドラマを混ぜた感じ。
ドキュメント風に始まったのにいきなりドラマが始まったり(しかもこのドラマがなんか凄い)、そうかと思えばそのドラマのドキュメントが混ざったり、
アラーキーが出てきたり、実写版『魁!!男塾』の塾長が出てきたり(俳優としてではなく舞踏家として)、
またドラマに戻ったかと思うと今度は出てる女優さんがアラーキーに裸を撮られてる所が映されたり、
もうなんかカオス!!
ま、全部に共通するのはそれぞれの「うつしみ」を表現しているっていう事なんですが、
あっちこっち飛んで最終的に「なんじゃこりゃー!」でした。
「好きなのって実はその人自体じゃないんじゃね?」みたいなドラマ部分のメッセージには大いに賛同できましたけどね。
限られた関係性によって好きになるっていう事大いにあると思います!(バイト仲間だから好きになったみたいなね)
ワンカットがえらい長いのも凄かったですね。なんか色々変な映画だったなぁ。