『ピザボーイ 史上最凶のご注文』

また感想を書くのが遅れてしまいました。
観たその日に書きたいのですが・・・色々めんどくさいんだもの。(しらねーよ)

さて今日は
『ピザボーイ 史上最凶のご注文』

の感想を書きたいと思います。
(観たのは2月9日ですが書いてるのは2月16日です。)


その前に、この映画は実は去年の12月3日に公開だったようですが、京都では結構遅れて公開でした。
面白い映画だと聞いていたし、ジェシー・アイゼンバーグが出てる時点で観たいと思ってたんですが、
個人的に凄く印象的だったのは『映画秘宝』という雑誌(2012年3月号)の2011はくさいアワード(ワーストランキング)で、
お笑い芸人のダイノジ大谷さんがこの『ピザボーイ』を挙げてらっしゃったことですね。
しかも「死んでほしいとは思わない(笑)。でも期待していたんで(以下略)」とか書いてたから
嫌だったと思う所をもっと詳しく知りたいなと思い、大谷さんのブログを呼んでみた所・・・なぜか褒めてるんですよね・・・。
しかも推薦コメントを書いた(どこにかは書いてないのでわかりませんが)、とまで書いてあって、
結構絶賛系のことがブログには書いてあります。
(リンク張って良いか書いてないので張りませんが大谷さんのブログの2011年11月10日の記事です。)

うーん・・・観たすぐ後は好印象だったけど、しばらくして感想が変わったという事なんでしょうか。
それともプロモーションのために褒めたのか?・・・と勘繰ってしまうぐらい真逆の感想ですよね。


何が言いたいかっていうと、まぁ僕はステマステマとかいうつもりはハナからなくて、
こういう最初褒めてたのにしばらくすると急に逆のこと言うのは良くないよねーっていうことなんです。
「あの映画面白いよ!」ってある程度名の通った人が言うと「観ようかな」と思うし、実際そういうので観る人は多いと思います。
でも掌返したように「死んでほしいとは思わない(笑)。」っていうのはどうなんですかね。
「あの映画、改めて考えるとやっぱりこういう所良くないわ。」とかあるならまだしもね。
僕は大谷さんのブログを読んで行こうと思ったのではないので関係ないですが、
もしこういうパターンで観に行ってたら「え?なにそれ」って思いますもん。
なんか気分的には凄い頻繁に更新してたツイッターの宣伝アカウントが公開して間もなく一切つぶやかなくなる感じ(笑)

まぁ僕が知らないだけで、どこかの発表物で「こう思ってたけどやっぱりこうだった」っていうのがあるのかも知れませんが。
というわけで何か情報を知っている方がいれば教えていただきたいです。
(無いと思いますが、仮にワーストランキングに入れることで皆に観て貰おうってしたのなら、それはもう、そうですかという感じですが。)



さて、では本題に入りますが、別に僕はこの映画の擁護がしたいために上の様なことを書いたわけでは無くて、
はっきりいってこの映画別に好きじゃないです!まぁあんまり嫌いってわけでもないんですけど。


簡単にあらすじを書くとピザ屋のバイトをしているフリーターの青年がある日突然親のすねかじってるおっさん二人組に
爆弾を体に巻きつけられて銀行強盗させられる話なんですが、
このフリーターがジェシー・アイゼンバーグで、簡単に言うといつもの感じです。
で、友達であり一緒に銀行強盗を頼む青年がアジズ・アンサリというインド人の俳優さんだそうです。

※アジズ・アンサリさんがよくわかる記事があったのでリンク張っておきます。
海外で超人気!日本だとゴメン誰?『ピザボーイ…』で大暴れ、アジズ・アンサリに注目!


序盤は結構面白かったです。
ダメな青年がダメな友達とうだうだする所とか何故か安心して観れます。
ソーシャル・ネットワーク』の主人公役だったジェシー・アイゼンバーグに女友達が「○○(友達の名前)のフェイスブック観た?」
と聞くと「ああ、俺もう辞めた」っていう所とか結構面白かったけど、なんかストーリー自体はあんまり面白くなかったですね。
特に後半はシリアスなのかギャグなのかわからないところがあって(かなりシリアスに近いギャグ)、それ故に
ラストの結末は特に「えーーーお前らそれで良いの?」と思ったりしました。
ラストの展開で結構嫌な印象が残った作品かも知れません。


あとアジズ・アンサリっていう人、面白いんだけど、声が高いからかわかんないですけど「もう嫌だー!」みたいなことを連発すると
なんか観てられなくなるっていうか、動き含めて凄くうるさい(笑)。


でも、それこそ『映画秘宝』で中原昌也さんが書かれている様に、音楽面はかなり良かったです。
というか要素だけで言うと相当高評価でもおかしくないんです。
ピザ食いながらこういう系の映画観れたら幸せ!しかもジェシー・アイゼンバーグが主演で監督が『ゾンビランド』の人!
音楽のチョイスも良いし出てる女の子も可愛い!・・・でも観てみたら「・・・・んー?」
みたいな。


「思ってたのと違う!こういうのが観たいんじゃなかった!」っていうわけではないんですが、単にあんまり面白くなかったという感じ。
ジェシー・アイゼンバーグを脅すダニー・マクブライドも、顔がガチで怖くて笑ってる場合じゃなかったです。
途中で出てくるイッちゃってるギャングっぽい殺し屋も目が怖くて笑ってる場合じゃなかったです。

というかストーリーとピザ屋っていう設定が関係無さ過ぎて・・・ねー。
ゾンビランド』は面白かったんだけどね。


ゾンビランド

そういえば、『ゾンビランド』も結構投げっぱなしというか根本的な解決はしていない終わり方だったな・・・。
あとDVDの特典映像に入ってる髭男爵の「『ゾンビランド』を楽しむ方法」みたいな映像は一体なんだったんだ・・・。