『テッド』


(可愛いくまちゃんが少年と一緒に大冒険する映画だよ!)


僕的にはマーク・ウォルバーグがコメディ映画に出てるっていうだけで観に行くつもりだったんですが、
佳作ってレベルじゃない程相当面白いという噂を聞いていたので、世間の「わーくまちゃん可愛いー観たーい♡」みたいなのは
完全に無視して絶対観に行こうと決めてました。(俺は前から知ってたぞアピール)

そしたらビックリするくらいヒットしてるみたいですねー!
海外コメディ映画でこんだけヒットするってことは偉業と言って良いと思います。



で、感想なんですが、
前述した通り、もう既に大ヒットしている*1ので、
普段から映画を頻繁に観ている映画好き以外の方もたくさん感想を書いていらっしゃると思います。
なので、普通の感想は今回書きません!

一応最初に言っときますが、面白かったかつまらなかったかと聞かれたら面白かったですよそりゃ!!(怒)
でも普通に感想書いてもつまらないじゃないですか。
じゃあどうやって書くかというと「マーク・ウォルバーグについて」の感想です。

誰ですか?今「大学1年のレポートのタイトルみたいだなw」とか言った人は!(被害妄想)


先にも書きましたが、主演はマーク・ウォルバーグさんという俳優さんなのですが、
この方の魅力がテッドのせいで霞んでるような感じがするんですよね。あのクマ公のせいで!ぐぬぬ・・・
僕もこの俳優のことを知ったのは全然最近なのですが、出る作品出る作品良い仕事をしてるんですよ。


本格的にコメディ映画に出演したのは『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』という映画なんじゃないかと思うんですが、
「おもしろもじゃもじゃおじさん」ことウィル・フェレルと共演してグッと「こいつは分かってるな!」感が出たんですよね。
そもそもヒップホップグループ出身で、相当なワルだったらしいですが、その後俳優に転向して『ハプニング』やリメイク版の『ミニミニ大作戦』、『ディパーテッド』などに出演してます。
あとやっぱり『ザ・ファイター』が一番最近だし印象も強いんじゃないでしょうか。

この挙げた中でも『ディパーテッド』や『ザ・ファイター』は特に良かったですね!
ディパーテッド』ではディグナムというディカプリオを終始貶す、口は悪いが仕事人って感じのキテるキャラを演じてて最高です。
『ザ・ファイター』なんかはその逆と言っても良い位のキャラで、家族思いで自分のやりたいことをなかなか言えない、人の良いキャラを演じてました。
なので、基本的に真面目な映画に出ているといった印象の方が強かったんですよね。
それが『アザーガイズ』でまさかのコメディ映画出演となるわけです。
(ちなみに『アザーガイズ』はその両方を兼ねたキャラクターで、性根は優しいんだけど上昇志向でデスクワーク好きのパートナーのもじゃもじゃ野郎にジレンマを抱えてるというキャラでした。)


で、じゃあ今回の『テッド』はというと完全に『ザ・ファイター』と同じく優しいパターンですね。
仕事をやる気が無い『アザーガイズ』というか、まぁ言っちゃえば完全にボンクラ男、もしくは中身は子供見た目は大人ってやつですね。
なんですがこういった中学生男子映画にありがちな、なぜか彼女が超美人(ミラ・キュニス)っていう・・・。
まぁ「俺の股間はカルバン・クライン」*2でお馴染みのマーク・ウォルバーグですからね。しょうがないね。(変な納得の仕方)
(『アザーガイズ』ではもじゃ公エヴァ・メンデスと結婚してました)



そして何が今回良かったかって
ディパーテッド』でディカプリオを泣かしてた人がにビビったりクマちゃんと抱き合ったりしてるとこですよ!
普通に成人男性がぬいぐるみと抱き合ってるというだけで面白いですが、今までの出てた映画とかを思い出すと余計に面白味が増すんですよね。



あとは演技力か、そもそもそういったモノを持っているのかはわかりませんが、
テッドとのくだらないやりとりの本物っぽさっていうか、本当にマーク・ウォルバーグがこんな人なら友達になりてーよー!!っていう感じも最高でした。

レストランで出たロブスターを貰って帰ってきて指にはめて「エビ星人だぞー!」とか最高っていうかホントにバカなんですよね。
確かにそういうの求めてたけどそこまで求めてないよ!っていう・・・。完全にくだらなさを観客にぶつけてましたし。
あそこまでいくともはや嫌がらせですよ!こないだまでクリスチャン・ベールと閉鎖されて鬱屈した街に生きるボクサーを演じていた人が「エビ星人だぞー!」ですからね・・・。(呆れ)


ともかく、マーク・ウォルバーグには今回みたいなくだらない映画も、そうじゃない真面目な映画も、どちらにもどんどん出て欲しい限りです!!


〜補足など〜
・何故最近コメディに出だしたのかはわからないけど、もしかしたら長い間マーク・ウォルバーグに
「コメディにも出て欲しい」と願っていたファンの要望に答えたのかもしれない。
ただ「なんだそんなに出て欲しいのか?しょうがねぇなぁ・・・ほら!お前らはこれが観たかったんだろ!!」っていう『わらの犬』みたいなやり過ぎ感。
・個人的には『アザーガイズ』はちょっとテーマが社会派な感じで堅い感じがするので、
「出てるどの映画観ても大体すぐ全裸になってる」でお馴染みのウィル・フェレルともう一回共演して欲しい。
・ちなみに『ハプニング』は観てないんだよなー。作品自体が映画界における『ハプニング』だという噂を聞いてビビって観れてない。
・テッドはどうだったかって?ああ、良かったよあのクマ公。(もてはやされ過ぎて嫉妬)
・『フラッシュ・ゴードン』観たこと無かったけど普通に楽しめたよ!
・観客は20歳前後の女子が多くてビックリ。「おい・・・大丈夫か」とか思ってたら隣の席はカップルでもっとビックリ。
しかもおとなしめのカップルで「君らは『レ・ミゼラブル』でも観に行きなさい」と言いたい気分ダッタヨ!
・でも最近の子は彼女と来てても顔射とかで笑えるのねェ・・・(遠い目)

*1:初日の『アウトロー』より観客が多かった!

*2:マーク・ウォルバーグは昔カルバン・クラインのモデルもしていたんだヨ!